管理業務主任者試験の合格率・難易度は?受験者データを解説!

管理業務主任者は、マンション管理会社に就職を目指すうえでぜひとも取得したい国家資格です。毎年多くの受験者が取得にチャレンジし、令和5年度試験でも14,000人以上の受験者が試験会場に集まりました。今回は、令和5年度管理業務主任者試験の受験者データとこれまでの統計データを参考に、同資格の合格率と難易度をご紹介します。

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管理業務主任者試験の合格率はどのくらいなのでしょうか?また、一部の試験問題が免除される制度があると聞いたのですが?

管理業務主任者試験の合格率は概ね20%台です。また、マンション管理士の試験に合格している場合は、管理業務主任者試験で一部の試験問題が免除されます。


令和5年度(2023年度)の受験者数、合格率など

令和5年度管理業務主任者試験の受験者数は14,652名。そのうち合格者が3,208名で、合格率は21.9%という結果でした。

合格者の平均年齢は44.1 歳(男性45.8歳・女性38.2歳)。最高年齢は79歳、最低年齢は17歳で、幅広い年齢層が受験にトライしています。

管理業務主任者の登録条件として実務経験2年以上が必要であり、マンション管理の実務スキルが大きく問われるのもこの試験の特徴。業務内容の性格から社会人経験が豊富な40代が受験する傾向が高いと言えます。

管理業務主任者受験者データの統計

管理業務主任者試験は平成13年からスタートしました。公表されているこれまでの受験者数と合格者数、および合格率と合格基準点の推移を下記の表にまとめます。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格
基準点
令和5年 14,652 3,208名 21.9% 35問
令和4年 16,217名 3,065名 18.9% 36問
令和3年 16,538名 3,203名 19.4% 35問
令和2年 15,667 名 3,739名 23.9% 37問
令和元年 15,591名 3,617名 23.2% 34問
平成30年 16,249名 3,531名 21.7% 33問
平成29年 16,950名 3,679名 21.7% 36問
平成28年 16,952名 3,816名 22.5% 35問
平成27年 17,021名 4,053名 23.8% 34問
平成26年 17,444名 3,761名 21.0% 35問
平成25年 18,852名 4,241名 22.5% 32問
平成24年 19,460名 4,254名 21.9% 37問
平成23年 20,625名 4,278名 20.7% 35問
平成22年 20,620名 4,135名 20.1% 36問
平成21年 21,113名 4,329名 20.5% 34問
平成20年 20,215名 4,113名 20.3% 34問
平成19年 20,194名 4,497名 22.3% 33問
平成18年 20,830名 4,209名 20.2% 33問
平成17年 22,576名 5,019名 22.2% 36問
平成16年 24,104名 4,617名 19.2% 37問
平成15年 27,017名 5,651名 20.9% 35問
平成14年 35,287名 10,390名 29.4% 33問
平成13年 57,719名 33,742名 58.5% 38問


合格率はおおむね20%台。7割以上の正答率

初回試験こそ50%を超えたものの、管理業務主任者試験の平均合格率はおおむね20%台を推移しています。類似の国家資格にマンション管理士がありますが、こちらの平均合格率は7~11%程度。合格率だけ見ると、管理業務主任者は国家資格としては比較的難易度がやさしめかもしれません。
また、宅建試験の合格率が15%前後ですので、合格率では管理業務主任者試験の方が高いといえます。
ただ、宅建試験の学習経験者が、次の資格として管理業務主任者試験にチャレンジしていることが多い傾向にあることを考えると、一概に宅建試験よりも管理業務主任者試験の方が簡単であるとはいえません。ただ、宅建試験の学習経験者にとってはその学習経験を活かすことができるため、取り組みやすい試験といえるでしょう。

ちなみに合格基準点は、令和5年度で35問(点)。相対評価で合格が決まる試験のため、毎年合格基準点は変動するのですが、その他の回もおおむね33点~37点前後が合格ラインとなっています。つまり、7割以上の正答率を確保できれば、管理業務主任者試験の合格はかなり近づくと考えてよいでしょう。

マンション管理士の資格があれば、試験問題が一部免除される

マンション管理士の試験に合格すれば、管理業務主任者試験で一部の試験問題が免除されます。免除される問題数は5問程度で、通常試験が50問出題ですので45問の中で必要な得点を出せば合格となります。

マンション管理士と管理業務主任者は立ち位置こそ異なりますが、マンション管理業務に携わる点においては同じです。そのため、試験範囲も重複する部分が多く、どちらか一方の受験経験があれば、学習計画のプランニングも立てやすいでしょう。

マンション管理士の資格を取得後、スキルアップを目的に管理業務主任者とのダブルライセンスを目指される受験者も少なくありません。免除制度も活用できることから、セットでチャレンジしやすい資格と言えます。

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