中高年の社会経験を活かせる中小企業診断士の魅力

中小企業診断士の合格者データをみてみると、若い有資格者がどんどん輩出されていることが分かります。しかし、中高年世代で活躍する診断士も少なくありません。長い社会人経験によって培われた知識とスキルを活かせる場面も多いため、中高年であってもおすすめできる国家資格です。

社会経験豊富な中高年ほど、資格を活かせる

中高年にとって中小企業診断士が魅力的な理由は、第一にこれまでの社会経験を活かせる点にあります。中小企業診断士の職務は、企業が抱える経営上の問題点を把握し、改善に向け具体的な取り組みを通してバックアップすることです。長年組織に属して企業の実態をつぶさにみてきた中高年ならではの視点と、経験に裏打ちされた見識を活かせる職業でもあるのです。

これまでの業務経験や業種・職種問わず、経験豊富なビジネスパーソンには、熟練したコミュニケーション能力や深い洞察力、あるいは企業とのパイプや各業界とのネットワークなど、何かしら積み上げてきたビジネス資源があるはず。企業内に潜む大きな課題と向き合うには、経営知識に精通しているだけでなく、社会人としての総合力や人間力も問われるため、中高年のスペックと経験値は大きな武器となるのです。

また、中小企業経営者は50代・60代が多いといわれます。年配の経営者からは、比較的年の近い世代のほうがコミュニケーションを取りやすいと思われるかもしれません。経営者との距離の取り方や接し方なども、社会で鍛えられてきた経験と勘がものをいいます。

転職や独立にも有利

中小企業診断士の資格を取得しておけば、転職あるいは独立に有利となります。一般的に年齢が高いほど、再就職や転職などは難しいといわれるため、ビジネス実務のスキルを証明できる国家資格があるに越したことはありません。

中小企業診断士だからといって、担当できる業務は経営相談だけとは限りません。財務分析やマーケティングにも精通できる国家資格のため、経理部門またはマーケティング部門での活躍も期待できます。これらの業務経験を持つ方であれば、なおさら転職も有利となるでしょう。

「独立して中小企業診断士事務所を開く」という選択肢もあります。各業界に豊富な人脈とネットワークを持つ社会人のベテランであれば、その財産を独立開業に活かせるはずです。知名度の高い国家資格だけに、営業活動にも好影響を与えることが期待できます。

社会経験で身につけた知識が、試験勉強にも活かされる

中小企業診断士試験には1次試験と2次試験があり、ともに合格率は20%程度。難関の国家資格ですが、司法試験や司法書士試験、公認会計士試験よりは合格しやすい試験です。学歴や年齢などの受験条件はなく、いくつになってもチャレンジが可能です。

中小企業診断士試験の1次試験の科目は、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」7科目です。経営や財務・会計、生産管理などの経験がなくとも、長い社会人経験の中でこれらの概念については何となく理解があることでしょう。この素地があるだけでも、試験勉強へのハードルを低くする効果が生まれます。

平成29年度中小企業診断士2次試験の合格者、つまり資格取得者データをみてみると、40代以降の中高年世代が全体の31%を占めています。60歳以上の合格者も、8%いることを考えると、年齢関係なくどの世代の受験者にもチャンスはあるとみてよいのではないでしょうか。


監修 市岡 久典

中小企業診断士
ITコンサルタントとして働きながら、中小企業診断士試験に合格。 その後、ベンチャー企業の経営企画部門の責任者を経て独立。現在は独立診断士として、中小企業診断士講座講師、創業支援、事業計画策定、資金調達、 経営管理、事業再生など、幅広い分野で中小企業のコンサルティングを行う。

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