中だるみ

毎年、この時期は不安と心配と疲れが受験者の頭の中で激しく動き回ることになります。
夏の暑さも手伝って、本当に嫌な時期でしょう。

2018/08/23


中だるみ

私の頃は、筆記試験が終ってから「技術的体験論文」という3,000文字の論文を書かなければなりませんでした。
そのため、口頭試験までやることがハッキリしていたのです。
今で言えば、「業務の詳細」を長くしたものです。

私は、併願でしたから機械と総監の2つが必要でした。
平成25年に試験内容が変わって、これが無くなりました。
受験者さんに取っては、むしろやりにくくなったのではないかと思います。
自分のモチベーションを自分の努力だけで維持する必要があるからです。

このようなときは、幅広く読書することをお勧めします。
もちろん、試験に関係のある本が良いのですが、専門書ばかりでは飽きると思います。
多少は他の本も良いでしょう。

1週間に1冊、月に5冊読めば、9月からの3ヶ月で15冊読めます。
読書が早い方ならその2倍くらいは行けるでしょう。
自分の専門分野の基礎的な本と近未来の技術が載っている本なども読んで下さい。

技術者倫理や事故事例の本も良いと思います。
(森北出版の「失敗百選1~4巻」などはお勧めします。 )
筆記試験の結果が分るまで本当に不安だと思います。

しかし、それは全ての受験者が同じです。
択一の結果は、明確ですが論文の結果はそれほど明確になりません。
どんなによく書けたつもりでも不安でいっぱいのはずです。
誰もがそうなのです。

その不安に負けて、何もしないでいると口頭試験で後悔することになります。
ですから、不安に負けないで下さい。

と言うよりも、筆記の結果は忘れて、口頭試験の準備をして下さい。
筆記の結果は今さらどうにもなりません。
試験会場で、頭を絞って書き上げ提出したのです、その先は試験委員が決めるのです。

悩んでも仕方有りません。
悩んで立ち止まるより、覚悟を決めて前に進みましょう。

そうすれば、口頭試験直前になって後悔することはないと思います。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、通勤講座受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。